なぜ小学生の上履きは汚れやすいの?黒ずみを除去する洗浄方法と便利アイテム紹介

子育て

子どもの上履きが真っ黒になって帰ってくると、「どんな履き方をしたらこんなに汚れるの?」と思うことはありませんか?

子供たちが毎日自分たちで掃除をしていますが、完全にゴミや汚れを取り除くことができないため、学校は汚れが蓄積しやすい環境です。

この環境にある校舎内、教室内で子どもたちが活動するので、小学校の上履きがすぐに汚れてしまいます。その他、ほこりや砂、給食の食べこぼし、汗による皮脂汚れなど、さまざまな要因が影響しています。

汚れの中でも特に上履きについた黒ずみは頑固で、なかなか落ちません。

そのため、洗うたびに「面倒だな、今週もなんでこんなに汚れてるのか・・・」と思ってしまうこともありますよね。

この記事では、上履きが汚れる原因を詳しく解説し、黒ずみをしっかり落とす洗い方を紹介します。

また、上履き洗いをラクにする便利アイテムも取り上げるので、ぜひ参考にしてください!

上履きが汚れる主な原因

小学校の上履きがすぐ汚れてしまうのは、次の3つの理由が考えられます。

1. 砂やほこりの付着

校舎内には、子どもたちが外から持ち込む砂や下駄箱のほこりがたくさんあります。掃除の時間が限られているため、床に汚れが残りやすく、それが上履きにつくのです。

さらに、小学校の下駄箱は多くの児童が頻繁に出入りするため、どうしても砂やほこりが蓄積しやすくなります。

特に雨の日などは、靴の裏についた泥や湿気を含んだ汚れが下駄箱の中に入り込み、そこから上履きに付着することが多いです。

体育の授業や休み時間に外で遊んだ後、そのまま教室に戻ることも多いため、廊下の床には砂が溜まりやすく、それを踏んだ上履きがさらに汚れてしまうのです。

また、掃除の時間も限られており、ほうきで掃いた程度では細かい砂やほこりを完全に取り除くのは難しいため、上履きの裏に細かい粒子が残ってしまうこともあります。

教室内の床も多くの児童が歩くことで日々ほこりが舞い、少しずつ上履きに付着していくため、定期的にしっかり洗うことが大切です。

2. 学校活動による汚れ

給食の食べこぼしや、授業で使う絵の具や鉛筆の粉、消しゴムのカスなどが上履きに付着することも少なくありません。特に水分を含んだ汚れは黒ずみの原因になります。

給食の時間にはスープやジュースなどの液体がこぼれることも多く、それが床に染み込むと、ほこりと混ざって上履きに付着しやすくなります。

また、パンくずやおかずのカスが踏みつけられ、上履きの底にこびりつくこともあります。

特に給食当番の子どもは、配膳中に何かをこぼしてしまうことが多く、上履きの汚れが目立つ傾向にあります。

授業中には、工作や図工の時間に絵の具やクレヨン、のりなどが床に落ち、それを踏んでしまうこともよくあります。

乾燥すると取れにくくなるこれらの汚れは、上履きの繊維に染み込んで黒ずみの原因になります。加えて、鉛筆の芯の粉や消しゴムのカスが教室の床に溜まり、それを踏みながら歩くことで上履きに汚れが付着していくのです。

また、理科や家庭科の実験中に飛び散った液体や、音楽室で使用するロジン(松ヤニ)なども上履きの汚れに影響します。こうした学校生活のあらゆる場面で、上履きが少しずつ汚れていくのです。

3. 汗や皮脂の影響

子どもの足は一日でコップ一杯分の汗をかくと言われています。その汗に含まれる皮脂が上履きに染み込み、黒ずみやニオイの原因になります。

特に運動量の多い子どもは、汗を大量にかくため、上履きの中が常に湿った状態になりやすいです。

湿った状態の上履きは雑菌が繁殖しやすく、それが黒ずみやイヤなニオイの原因になります。運動会の練習や体育の授業が続く時期は、特に汗による汚れがひどくなる傾向にあります。

また、汗と一緒に皮脂が上履きの繊維に浸透すると、油汚れのようになり、洗ってもなかなか落ちにくくなります。

夏場は特に、汗と皮脂が混ざって頑固な黒ずみとなるため、通常の洗剤では落ちにくいこともあります。さらに、湿った上履きを履き続けるとカビが発生することもあり、これがさらなる汚れの原因になることも。

こうした汚れを防ぐためには、こまめに洗うことが大切ですが、毎週の洗濯が大変な場合は、消臭スプレーや乾燥剤を使って上履きを清潔に保つ工夫をするのもおすすめです。

上履きを白くする効果的な洗い方

上履きは毎日使うものだからこそ、いつも清潔に保ちたいですよね。

しかし、特に白い上履きは黒ずみや黄ばみが目立ちやすく、普通に洗っただけではなかなかキレイになりません。そこで、手洗いと洗濯機を使った効果的な洗い方をご紹介します。

手洗い編 – 頑固な汚れを徹底的に落とす方法

黒ずみがひどい場合や、丁寧に洗いたい場合におすすめ!

① 軽く汚れを落とす(予洗い)
まずは ブラシで乾いた砂やほこりを払い落とし ます。このひと手間で、汚れが水に溶けて広がるのを防ぎます。その後、水で軽くすすいでおきましょう。

② つけ置き洗い(汚れを浮かせる)
頑固な黒ずみを落とすために、40℃前後のお湯に酸素系漂白剤(粉末タイプがおすすめ)を溶かし、 1~2時間つけ置きします。

漂白剤が汚れを浮かせてくれるので、ゴシゴシこすらなくても落ちやすくなります。

  • 酸素系漂白剤を適量(目安は5Lの水に対して小さじ1~2杯) 入れる
  • 洗剤の効果を高めるために40℃前後のお湯を使う(熱すぎると生地を傷める)
  • 汚れがひどい場合は一晩つけ置きしてもOK

③ こすり洗い(しっかり汚れを落とす)
つけ置き後、ブラシを使ってゴム部分や布地の黒ずみを重点的にこすり洗いします。

  • 歯ブラシやメラミンスポンジを使うと、細かい部分の汚れも落ちやすい
  • 泡立ちが足りない場合は、 固形石けん をブラシにつけてこすると効果的

④ しっかりすすぐ(洗剤残りを防ぐ)
洗剤が残っていると黄ばみの原因になるので、 流水でしっかりすすぎます。2~3回すすぐと安心です。

⑤ 風通しの良い日陰で乾かす
タオルで軽く水気を拭き取り、 直射日光を避けて風通しの良い日陰で乾かします。

  • 新聞紙を中に詰めると型崩れ防止&乾きやすい
  • 重曹水(重曹小さじ1+水500ml)をスプレーすると黄ばみ防止に◎

洗濯機編 – 時間をかけずにキレイに洗う方法

「手洗いは面倒…」という方や、汚れが軽い場合におすすめ!

① 汚れを払う(洗濯機に入れる前の準備)
乾いた状態の上履きを ブラシでこすって砂やほこりを落とします。汚れがひどい場合は、 つけ置き洗い(手洗い編の②参照)をしてから洗濯機に入れると効果アップ!

② 洗濯ネットに入れる(ダメージを防ぐ)
上履きをそのまま入れると 洗濯槽を傷めたり、上履きが型崩れしたりする ので、 洗濯ネットに入れます。

ネットがない場合は古いタオルと一緒に洗うとクッションになって安心!
2足以上まとめて洗うと洗濯機のバランスが崩れるので1足ずつがベスト

③ 標準コースで洗う(しっかり洗浄)
洗濯機の 標準コース(または「おしゃれ着洗い」コース) を選択
洗剤は 液体洗剤+酸素系漂白剤(粉末) を使うとより効果的
柔軟剤は不要(滑りやすくなるため)

  • お湯(30~40℃)で洗うと汚れ落ちがUP!
  • 「つけおきモード」がある場合は活用すると◎

④ 日陰で完全に乾かす(カビ防止)
洗濯後はすぐに取り出し、風通しの良い日陰で完全に乾燥させます。

  • 新聞紙を中に詰めると乾きやすい&型崩れ防止
  • 乾燥機はNG(熱でゴムが劣化する)

上履きを早く乾かす方法

「明日学校なのに、乾かない!」そんなピンチのときに役立つ速乾テクニックをご紹介します。

① 新聞紙を使う(吸水力アップ)
上履きの中に丸めた新聞紙をぎっしり詰めると、布よりも水分を吸収しやすくなります。

  • 30分~1時間ごとに新聞紙を取り替えると、さらに効果的!
  • キッチンペーパーや不要なタオル でも代用可能

② 布団乾燥機を活用(時短&確実)
布団乾燥機のノズルを上履きの中に入れて温風を送ると、内部までしっかり乾かせます。

  • 片方ずつセットすると熱が均一に行き渡りやすい
  • 温風+新聞紙の併用でさらに乾燥時間短縮!

③ ドライヤー+送風(即効性あり)
ドライヤーの温風を使うとすぐに乾かせますが、近づけすぎるとゴムが傷むので15cmほど離して当てましょう。仕上げに冷風で乾燥すると、湿気がこもらずカビ防止に◎

④ 除湿機やエアコンを使う(湿気対策)
除湿機を狭い部屋で稼働すると乾燥効果アップ
エアコンの送風モードで風を当てるとムラなく乾く

⑤ 靴乾燥機を使う(靴専用アイテム)
靴専用のシューズドライヤーを使うと、内部までしっかり乾燥!

 

上履き洗いをラクにする便利アイテム

毎週の上履き洗いの負担を減らすために、便利グッズを活用するのもおすすめです。

① 靴用洗濯ネット(洗濯機洗いを快適に)
上履きを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことで、型崩れを防ぎながら汚れを落とせます。

  • 洗濯槽を傷めない&他の衣類と一緒に洗える
  • 目の細かいネットを選ぶと摩擦が抑えられる
  • クッション付きネットならダメージ防止に◎

② 電動シューズブラシ(ゴシゴシ不要)
手洗いの負担を減らし、短時間で黒ずみを落とせる電動ブラシ。

  • ゴム部分や溝の汚れもスッキリ!
  • 回転ブラシの力で、手洗いよりラク&時短
  • 酸素系漂白剤+電動ブラシでつけ置き後に軽くこする
  • 水洗い不要タイプもあるので手軽に使える

③ 靴専用ミニ洗濯機(全自動でラク)
水流とブラシの回転で汚れを落とす、靴専用の小型洗濯機。

  • 手洗い不要で時短!
  • ゴシゴシしなくても自動で汚れが落ちる
  • 子どもが多い家庭や忙しい人におすすめ
  • ブラシ付き or 水流洗浄タイプを選ぶ
  • 上履きが入るサイズ(直径20cm以上推奨)をチェック

まとめ

小学校の上履きが汚れるのは、ほこり・砂・食べこぼし・汗などが原因です。

黒ずみを落とすには、つけ置き洗いが効果的。
洗濯機を使う場合はネットに入れて洗うと安心。
早く乾かすには新聞紙や布団乾燥機を活用。
洗濯ネットや電動ブラシ、ミニ洗濯機などの便利アイテムで負担を軽減。

上履き洗いが大変だと感じている方も、自分に合った方法を見つけて、少しでもラクに済ませましょう!

タイトルとURLをコピーしました