妊娠の知らせを受けた友人に、何かお祝いを贈りたい!
でも、妊娠祝いと出産祝い、どちらを贈るのが良いのだろう?
大切な人から妊娠を報告されたら、妊娠中に贈るべきか、出産後に贈るべきか迷うこともありますよね。
一般的には赤ちゃんが生まれてから出産祝いを渡しますが、産後すぐに会うのが難しい場合は、妊娠祝いを贈るケースも増えています。
妊娠を知らせてもらったら、その気持ちに応えたいですよね。
どちらのお祝いを選ぶにせよ、贈る相手の気持ちを最優先し、マナーを守りながら喜ばれるプレゼントを選びましょう。
妊娠祝いと出産祝い、どちらを選ぶべき?
赤ちゃんが無事に誕生した後に出産祝いを贈るのが一般的ですが、産後に会う機会が少ない場合は、妊娠祝いを贈るのも一つの方法です。
妊娠祝いを贈るほど親しい間柄であれば、出産後にも改めて出産祝いを用意することもあるでしょう。
ただ、受け取る側にとって1年のうちに2度プレゼントをもらうのは、嬉しさの反面、負担に感じることもあります。そのため、バランスを考慮することが大切です。
どちらを贈るか迷ったら、産後に会う機会がなさそうなら妊娠祝いを、赤ちゃんの誕生後に報告を受けてから贈るなら出産祝いがおすすめです。
それぞれの適したタイミングやシチュエーションについて、詳しく解説していきます。
産後に会えない場合は妊娠祝いを贈る
職場の同僚や、長期間の里帰りを予定している友人など、出産後に直接お祝いを渡しにくい相手には、妊娠祝いを贈ることも考えられます。
近年、妊娠中にお祝いをする機会が増えている背景には、SNSなどを通じて広まった「ベビーシャワー」の影響もあります。
ベビーシャワーとは、妊娠7~8カ月の安定期を過ぎた頃に行われるアメリカ発祥のパーティーで、赤ちゃんの誕生を祝うとともに、安産を願う意味も込められています。
妊娠祝いを渡す際には、妊婦さんの体調や気持ちを最優先し、無理のないタイミングで贈ることが大切です。
職場の同僚へ贈る場合
職場の同僚にお祝いを渡すなら、産休に入る前に妊娠祝いとして贈るケースが一般的です。
特に、産休・育休に入ると職場で顔を合わせる機会が減るため、直接渡せるうちにプレゼントを用意すると良いでしょう。
また、妊娠中は体調が不安定になることもあるため、職場で応援してくれる環境が整っていると、妊婦さんにとって心強いものです。
もし同僚とプライベートでも親しく付き合いがあるなら、妊娠祝い・出産祝いどちらを贈っても喜ばれるでしょう。
長期間里帰りする友人へのお祝い
仲の良い友人が長期間里帰りする場合、出産後に直接お祝いを渡すのが難しくなることもあります。
現住所に送っても受け取れなかったり、実家へ送るのをためらうこともあるため、会えるうちに妊娠祝いを渡すのも良い選択肢です。
直接渡す場合は、相手の体調やスケジュールを考慮し、無理のないタイミングを選びましょう。
妊婦さんを応援したい場合
妊娠中は体調の変化が大きく、気持ちも不安定になりがちです。そんな時期を少しでも快適に過ごしてもらえるよう、役立つプレゼントを贈るのも素敵なお祝いの方法です。
ただし、生まれてくる赤ちゃんのグッズは、かえって負担に感じることもあるため、妊婦さん本人が使えるアイテムを選ぶのがポイントです。
住所を知っている相手には出産祝いを
住所を把握している親しい相手には、赤ちゃんの誕生を確認してから出産祝いを贈るのが一般的です。
産後のママは、体力的にも精神的にも大きく変化する時期のため、負担にならないよう配慮しながら贈ることが大切です。
ここでは、相手に喜ばれる出産祝いの渡し方を紹介します。
身内や親戚への出産祝い
親しい間柄でも、礼儀を大切にしながら新しい家族の誕生を祝うことが重要です。
特に、同居している家族や里帰り中の親戚には、カフェインレスの飲み物やボディケア用品など、さりげなく贈るのも良いでしょう。
あえて「妊娠祝い」と伝えずにプレゼントすることで、お返しの負担や出産前のプレッシャーをかけることなく、自然にサポートできます。
また、妊娠中も出産後も身近で支えられる場合は、両方のお祝いを用意するのも良い方法です。
住所を聞ける関係性なら出産祝いを
出産祝いは、赤ちゃんの誕生から2~3週間の間に贈るのが適しています。
産後すぐはママも赤ちゃんも新しい生活に慣れるのに忙しいため、落ち着いたタイミングを見計らいましょう。
直接会うのが難しい場合は、郵送で贈ることも可能ですが、ママの体調や育児の状況を確認してから送るとより配慮が行き届いたお祝いになります。
妊娠祝いと出産祝いのマナーと相場について
お祝いを贈る際は、適切なタイミングや金額に気を配ることが大切です。
相手との関係性に合った金額で負担にならないよう心掛けましょう。
最も大切なのは、贈る側の自己満足ではなく、相手の気持ちを考えた配慮です。
ここでは、喜ばれるプレゼントを選ぶための基本マナーを解説します。
妊娠祝いを贈る際の3つのマナー
妊娠祝いは、安定期に入ってから、妊婦さんが使いやすいものを適度な価格で贈るのが基本です。
万が一のことを考え、適切なタイミングを見極めてお祝いを渡しましょう。
① 妊娠安定期に入ってから贈る
妊娠祝いは、妊娠が安定する5~7カ月頃(妊娠16週~27週)に贈るのが一般的です。
妊婦さんの体調には個人差があるため、無理のない時期を選ぶことが重要です。
② 妊婦さんが使えるアイテムを選ぶ
赤ちゃん用のプレゼントは出産前のプレッシャーになることもあるため、妊娠中に役立つアイテムを贈るのが理想的です。
ホルモンバランスが変化するこの時期に、リラックスできるアイテムを選ぶと喜ばれます。
③ 高額すぎず、気軽に受け取れる価格設定を
妊娠祝いの相場は3,000円~5,000円程度が適切です。
あまり高価なものを贈ると、お返しに悩んでしまうことがあるため、気軽に受け取れるギフトを選びましょう。
出産祝いを贈る際の3つのマナー
出産祝いは、赤ちゃんの誕生後、適切な時期に、相手との関係性に応じた金額で贈るのが一般的です。
産後のママの体調にも配慮し、無理のないタイミングで贈りましょう。
① 出産後2~3週間を目安に贈る
出産祝いは、赤ちゃんが無事に生まれたことを確認してから贈るのがマナーです。
お宮参り(生後1カ月前後)の時期に出産内祝いを用意することが多いため、2~3週間後に贈るとちょうど良いでしょう。
遅れてしまった場合でも、一言添えて贈れば気持ちは十分に伝わります。
② 赤ちゃん用品が一般的だが、ママ向けのギフトも◎
出産祝いは、オムツやタオルなど実用的な赤ちゃん用品が定番ですが、ママ向けのプレゼントも喜ばれます。
サイズのあるもの(ベビー服など)は、少し大きめを選ぶと長く使えます。
また、産後のママの疲れを癒せるアイテムもおすすめです。
③ 金額は相手との関係性に応じて調整する
出産祝いの相場は以下のようになります。
関係性 | 相場 |
親族 | 10,000~30,000円 |
友人・知人 | 5,000~10,000円 |
会社関係 | 5,000~10,000円 |
あまりに高額すぎるとお返しの負担になるため、相手に配慮した金額設定を心掛けましょう。
妊娠祝いと出産祝いのおすすめアイテムと選び方のポイント
妊娠祝いと出産祝いを選ぶ際は、相手の状況やタイミングを考慮することが大切です。
妊婦さんの体調や赤ちゃんの成長を考え、喜ばれるアイテムを選びましょう。
ここでは、妊娠祝い・出産祝いのおすすめアイテムと選ぶ際の注意点を詳しく解説します。
妊娠祝いのおすすめアイテム
妊娠中のプレゼントは、妊婦さんの体を気遣うものや、リラックスできるアイテムが人気です。
1. 妊娠中に使えるケアアイテム
妊娠中は体の変化が大きく、肌が敏感になることも。妊婦さんが安心して使えるスキンケアグッズが喜ばれます。
妊娠線予防クリーム・オイル(無添加・低刺激のものが◎)
カフェインレスのハーブティー(リラックス効果あり)
入浴剤やボディクリーム(香りが強すぎないものが◎)
2. マタニティライフを快適にするグッズ
妊婦さんが日常的に使いやすいものもおすすめです。
抱き枕・クッション(お腹を支え、快眠をサポート)
マタニティパジャマ(前開きタイプは出産後も使える)
着圧ソックス・レッグウォーマー(むくみ防止に役立つ)
3. 気軽に贈れるプチギフト
妊娠祝いは負担にならない範囲で贈るのがマナー。手軽に贈れるアイテムも人気です。
栄養補助食品(葉酸・鉄分サプリなど)リラックスできるアロマオイル
妊娠記録ノートやエコー写真アルバム
出産祝いのおすすめアイテム
出産祝いは、赤ちゃんが生まれてから2~3週間後に贈るのが一般的です。
1. 実用的で喜ばれるベビーグッズ
赤ちゃんの日常で使えるアイテムは、何枚あっても困りません。
おむつケーキ(おしゃれにラッピングされた実用的なギフト)
ガーゼタオル・スタイ(柔らかく肌に優しいものを選ぶ)
ベビー服(サイズは60cm以上を選ぶと長く使える)
2. 育児をサポートするアイテム
新生児を育てるママ・パパが助かるグッズもおすすめです。
授乳クッション(授乳時の負担を軽減)
おしりふきウォーマー(冬場に重宝するアイテム)
ベビーモニター(別室で寝かせるときに便利)
3. ママ向けのリラックスグッズ
産後のママは体力的にも精神的にも疲れが溜まりやすい時期。ママ向けのプレゼントも人気です。
ノンカフェインの紅茶・ハーブティー
産後用ボディクリーム・マッサージオイル
おしゃれな授乳服やルームウェア
プレゼント選びのポイント、注意点
1. 高価すぎるものは避ける
お返しの負担にならないよう、相場に合ったアイテムを選びましょう。
妊娠祝い:3,000~5,000円
出産祝い:5,000~10,000円(親族は10,000円以上も可)
2. 赤ちゃん用アイテムは慎重に選ぶ
肌に触れるものはオーガニック素材や低刺激のものを選ぶ
ベビー服は性別が分かってから選ぶのがベター
3. ママの体調を優先する
妊娠祝いは妊娠安定期に入ってから贈る
出産祝いは産後2~3週間後が適切
妊娠祝いも出産祝いも、相手の気持ちを考えながら、負担にならない素敵なギフトを選びましょう!
まとめ
妊娠祝いと出産祝いは、贈るタイミングや相手の状況を考慮することが大切です。
妊娠祝いは、妊婦さんが安心して過ごせるアイテムを選び、妊娠安定期(妊娠5~7カ月)以降に贈るのがマナーです。負担にならない価格帯(3,000~5,000円)のギフトが喜ばれます。
出産祝いは、赤ちゃんの誕生を確認したうえで産後2~3週間後を目安に贈りましょう。ベビーグッズだけでなく、産後のママを気遣うアイテムもおすすめです。相場は5,000~10,000円ですが、親族など特に親しい関係では10,000円以上のケースもあります。
プレゼントを選ぶ際は、相手の気持ちやライフスタイルを考え、高価すぎない実用的なものを選ぶことがポイントです。
妊娠・出産という特別な時期を、心を込めたギフトでお祝いし、相手にとって嬉しい思い出となるよう心掛けましょう。